先日、小学校にてキャリア教育の授業をさせていただきました。
この授業を行うにあたって、自分なりに「仕事としての大道芸」について考えてみました。
改めて考えてみると、単純な仕事のようで、実はとても奥が深いです。
まずは、この仕事はスポーツ選手のような側面を持っています。
練習に励み、その成果を本番で発揮する。実際、アスリート気質なパフォーマーさんも多いです。
この仕事ってどんな仕事?と聞かれたら、パフォーマンス中の華やかなイメージがまず来ると思うのですが、
実際のところ本番というのは一瞬で、泥臭い練習がこの仕事のほとんどを占めていると思います。
辛い練習を支えてくれるポイントのひとつが「できなかったことができるようになる」という喜びです。
最初のことは全くできなかった技が、練習を重ねるにつれていつの間にかできるようになる。
この喜びは、最初は全然できないといことが鍵になっています。最初からすぐできたら喜びも薄いと思います。
ですので、「悔しさ」も重要です。できない自分が悔しいという気持ちをバネに練習に取り組みます。
「負けず嫌い」な人はこの仕事に向いているかもしれません。
さて、そんなスポーツ選手のような面をもつ大道芸という仕事ですが、選手とは違うのが目的です。
試合に勝つためではなく、人を楽しませるために頑張ります。
つまり、エンターテイナーとしての側面も持っているんですね。
長くなってしまったので、一旦ここで区切りとして、次回は大道芸のエンターテイナー的な面について書いてみたいと思います。
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