大道芸という仕事 ~前編~

教室で子どもたちにパフォーマンスの内容について説明する大道芸人丸ちぇろ。滋賀県近江八幡市の馬淵小学校にてキャリア教育の授業の講師をさせていただきました。 雑記

先日、小学校にてキャリア教育の授業をさせていただきました。

この授業を行うにあたって、自分なりに「仕事としての大道芸」について考えてみました。

改めて考えてみると、単純な仕事のようで、実はとても奥が深いです。

まずは、この仕事はスポーツ選手のような側面を持っています。

練習に励み、その成果を本番で発揮する。実際、アスリート気質なパフォーマーさんも多いです。

この仕事ってどんな仕事?と聞かれたら、パフォーマンス中の華やかなイメージがまず来ると思うのですが、

実際のところ本番というのは一瞬で、泥臭い練習がこの仕事のほとんどを占めていると思います。

辛い練習を支えてくれるポイントのひとつが「できなかったことができるようになる」という喜びです。

最初のことは全くできなかった技が、練習を重ねるにつれていつの間にかできるようになる。

この喜びは、最初は全然できないといことが鍵になっています。最初からすぐできたら喜びも薄いと思います。

ですので、「悔しさ」も重要です。できない自分が悔しいという気持ちをバネに練習に取り組みます。

「負けず嫌い」な人はこの仕事に向いているかもしれません。

さて、そんなスポーツ選手のような面をもつ大道芸という仕事ですが、選手とは違うのが目的です。

試合に勝つためではなく、人を楽しませるために頑張ります。

つまり、エンターテイナーとしての側面も持っているんですね。

長くなってしまったので、一旦ここで区切りとして、次回は大道芸のエンターテイナー的な面について書いてみたいと思います。

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